キャッシュフロー経営が重要と言われる理由

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こんにちは。中條公認会計士事務所です。

前回、「経営と会計」をテーマに「会計」の役割や重要性についてお話しました。

「雑感・経営と会計」もあわせてお読みください。

今回は、「キャッシュフロー経営」がテーマにお話ししたいと思います。

まず、前回お話した「会計」をおさらいしておきましょう。

『「会計」は、会社の経営の実態を示すもので、「経営の診断書」です!』というお話でした。 「会計」というのは、売上や仕入が発生した時点で、利益や費用を記録していきます。

ポイントは、お金をもらう・お金を支払うタイミングではないということです。

例えば、1月1日にお客様が商品を10,000円でカード購入されたケースを考えてみます。

この場合、カード決済がされる1ヶ月後に売上が記録されるのではなく、1月1日に売上が10,000円として記録されることになります。

1月1日だけで見てみると、利益が10,000円出ているのに、お金は1円もないのです・・・

「勘定合って銭足らず」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、まさに、この状態のことなんです!

前置きが長くなりました。

はい!だからこそ、キャッシュフロー経営が大切なんです!お金がなければ仕入れも設備投資もできません。儲かったお金がいくらあるか常に把握し、その上で経営を行っていかなければ、「黒字倒産」なんてことになりかねません。

経営をしていると、どうしても「利益」に着目してしまいがちです。

ただ「利益」が伸びていても、「キャッシュ」不足に毎月悩んでいたのでは、安定した経営ができません。

「会計」について、毎月毎月きちんと月次把握して、「キャッシュ」も毎月毎月きちんと収支計算書を作成して状況を把握した上で、堅実に経営を行っていく。そんな体制をいち早く作ることが会社の成長の基盤となると思います!